Go言語マスター 〜Goのプログラムを実行〜
はじめに
Goのプログラムの実行方法と外部パッケージの導入方法の解説します。
Hello Worldの実行
ディレクトリ、ファイルの作成
まず、今回はプログラムを記述していくディレクトリとファイルを作成します。今回は、ディレクトリを作成するためにmkdirコマンドや、ファイルを作成するためにtouchコマンドを使用していますが、他の方法でも問題ありません。
まず、Goのプログラムを実行するために作業用のディレクトリを作成します。
mkdir hello
先ほど作成したhelloディレクトリへ移動をし、パッケージの初期化を行います。またパッケージにつきましては、後ほど説明します。
cd hello
go mod init example/hello
コードを記述するためのファイルを作成します。今回は、touchコマンドを使用してhello.goを作成します。
touch hello.go
Goでプログラムの実装
次にGoでプログラムを実装していきます。先ほど作成したhello.goファイルの中に、Hello, World!
を標準出力させるプログラムを書いていきます。
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("Hello, World!")
}
package main
というのはパッケージの宣言になります。Goでは、全てのプログラムは何かしらのパッケージに所属している必要があります。また、Goのプログラムが起動した直後に「main」パッケージに属する「main関数」が実行されます。
import "fmt"というのは、Goに最初から付属しているパッケージを読み込んでいます。今回の"fmt"というパッケージは、標準出力などを行う際に使われるパッケージとなります。
main関数の中でfmt.Println("Hello, world!")
をすることで標準出力へ「Hello, World」が出力できます。
Goの実行
go runコマンドを使用することGoを実行できます。
go run .
外部パッケージの導入
package main
import "fmt"
import "rsc.io/quote"
func main() {
fmt.Println(quote.Go())
}
import "rsc.io/quote"
は、パッケージを呼び出しています。
ちなみに rsc.io/quote
はGoのパッケージ管理の説明のためのサンプルパッケージで、短いことわざが取得できます。
https://pkg.go.dev/rsc.io/quote
次のコマンドを実行することによりパッケージのインストールを行われ、go.sumという依存関係が記述されているファイルが作成されます。
go mod tidy
go runコマンドでファイルを実行してみます。
go run .
「Don't communicate by sharing memory, share memory by communicating.」と出力されれば成功です。
次のコマンドを実行するとrec.ioというディレクトリが作成されていることが分かります。
cd $GOPATH
ls pkg/mod
外部パッケージをインストールするとpkg/modの中にパッケージがインストールされます。
おわりに
本記事では、Goの実行方法と外部パッケージのインストール方法について説明しました。次回は、Goの基本文法について説明します。